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3.第二世代血糖自己測定器(拭き取り式)

 

 第二世代血糖自己測定器(拭き取り式)

操作が簡便で測定値の精度も向上
1986年、水洗いが不要で以前より小型軽量化した血糖測定器が開発され発売されます。 第二世代と呼ばれる測定器の登場です。この測定器は、血中のブドウ糖と試験紙に含まれるブドウ糖酸化酵素との反応を、 血液の拭き取りによりストップさせ測定します。第一世代の測定器に比べ操作が簡便で測定値の精度も向上しました。 ロシュでは、1986年に「レフロラックスII」を、1988年「レフロラックスIIM」、 1989年「レフロラックスS」と、第二世代測定器を次々と発売。精度の高い血糖試験紙の開発とともに、測定器の普及に貢献しました。

健康保険の適用で市場が拡大
1981年、インスリンの自己注射に健康保険が適用され、 第二世代血糖測定器が登場した1986年にはインスリン自己注射患者に限り、 測定器に健康保険が適用されたこともあり、簡易血糖自己測定器市場は大きく拡大します。 血糖自己測定(SMBG)器時代の幕開けと言っていいでしょう。市場の拡大に伴って測定器の量産が可能になりました。 しかし、水洗いが不要になったものの、血液の塗布や吸い取り、比色測定の過程での患者の安定した技術も求められていました。

 

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